清酒酵母を使用して仕込んだフランスワインとして、スパークリングワイン“ルヴュー・ニュメロ・ヌフ ビュル”が登場しました。

近年品質が大きく向上し、国内および海外でも人気上昇中の純米酒市場。清酒全体の需要は下がっていますが、品質の高い純米酒、純米吟醸酒の需要は伸び続けています。

先日世界で絶大な影響力のあるワイン評論誌ワインアドヴォケートからも「ロバート・パーカーワイン・アドヴォケートが認めた 世界が憧れる日本酒78」が発売され、地酒銘柄が続々世に広められる一方、スパークリングや低アル、ワイン酵母使用など、女性をターゲットにしたものが次々とヒットしています。

今年新登場の清酒酵母スパークリングは、フランスで人気の高まっている南西フランス“ガスコーニュ地方”のメゾン・フザスとのコラボにより生まれました。ワインメーカーのフィリップ・フザス氏は、現在のボルドー白ワインの礎を築いた、故ドゥニ・デュブルデューボルドー大学教授に師事し、日本のワインメーカーとも交流を続けてきました。
一昨年デュブルデュー教授の意思を受け継いだ、収穫から発酵までぶどう果汁を酸化から守る独自のボトリングラインを完成させました。

今回も、数々の清酒品評会で金賞を獲得してきた、酵母の横綱と呼ばれる 「きょうかい9号酵母」(清酒用乾燥酵母901号)を使用し、清酒酵母スパークリングワインを醸造しました。

ほのかな吟醸香に、ミネラルたっぷりのピレネーの雪解け水で育ったぶどうの、アロマティックで、しっかりと真の通った酸が全体を引き締まるバランスの良いワインです。

清酒酵母ワインは、これまで以上の和洋の食の架け橋として、お刺身、 寿司、天ぷら、おでん、焼鳥、お漬物などあらゆる日本の料理とお試し 頂きたいワインです。
醸造家
Philippe FEZAS(フィリップ・フェザス)
出身
ラロック=シュル=ロッス(ぶどう栽培をする家系)
職歴
樽メーカーのSeguin Moreau(スギャンモロー)でボルドーのグランクリュ(例:CH. Haut-Brion, : CH. Mouton Rothschild, CH. Cheval Blanc、 スペインのVega Sicilia、イタリアのAntinori…..等々)の営業担当を務めた後、需要が高まるメゾン・フザスでのワイン作りに集中する為、現在はテクニカル・コンサルタントとなる。